コレクション: ウィリアム&メアリー様式

ジャコビアン様式に続き、イギリスのウィリアム3世と妻メアリー2世の共同統治時代(1689-1702)に流行した様式。オランダ出身のウィリアム3世が祖国から優れた家具職人を多く連れてきた影響により、家具の形や装飾に重厚なスタイルが多く見られるようになった。イギリスではこの頃からウォールナット材を使用した家具が多く作られるようになり、その加工のしやすさから透し彫り細工なども発展した。ウィリアム&メアリー様式では寄せ木細工や象嵌細工など洗練された装飾デザインが多く見られる。また、ベルフットと呼ばれる釣鐘型のデザインが施された脚元や、階段や欄干の手すりを支える柱状の装飾のバラスターレッグ、脚同士をクロスで繋ぐ貫(ストレッチャー)などが特徴的。

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