取り扱いブランド一覧|英国・北欧ヴィンテージ家具|rocca rocca
G-PLAN、マッキントッシュ、ネイサンなど、英国・北欧を中心としたヴィンテージ家具ブランドを多数取り扱い。rocca roccaでご紹介している主なブランドの一覧と、各ブランドの特徴をご覧いただけます。
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ジープラン G-PLAN
1898年創業の英国ハイ・ウィカムという町の「Ebenezer Gomme(エベネゼル・グーム)」社により 1952年に打ち出された家具ブランドです。1950年代の北欧家具ブームをイギリスで最初に取り込み1960年台にはロンドンの都市生活者の象徴と言われるほどの人気を集めました。「G」とはグーム社の頭文字、「PLAN」とはプランニング=「ライフスタイルを計画する」という商品コンセプトは単品はもちろんのこと、少しずつ買い揃えることによりトータルにモダンな部屋づくりが楽しめるという、当時としては画期的な発想でした。1987年には会社が売却され、紆余曲折を経てイングランド西部にある「G Plan Upholstery」がソファ類を、スコットランドにある「G Plan Cabinets」がキャビネットの製造を続けています。
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アーコール ERCOL
アーコール社は、現存するイギリスの老舗家具メーカーで、新品・アンティーク問わず同一モデルが高い人気を誇る稀有なブランドです。1920年、イタリア生まれの家具デザイナー、ルシアン・アーコラーニがハイ・ワイコムで創業しました。 当時は家具材として不向きとされていたエルム材を、独自の乾燥技術で加工可能にしたことが成功の大きな要因。ウィンザーチェアに代表される伝統技術とモダンデザインを融合させた軽やかでシンプルなコレクションを展開しています。 1957年デザインの「スタッキングチャイルドチェア」は学校などで広く使われ、ブランドの象徴的存在に。2000年代には英国デザイナーのマーガレット・ハウエルがヴィンテージ品を紹介したことをきっかけに復刻版が発売され、再び大きな人気を博しました。 1960〜70年代の「ゴールドラベル」期の製品はもちろん、近年ではその後の「ブルーラベル」品も現地で取引価格が高騰し、コレクターズアイテムとしての価値を高めています。
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ネイサン Nathan
ネイサン社の創業は1916年、イギリス・ロンドンでロシア出身のバーネット・ネイサンが手作りの家具を製造したことに遡ります。1954年ニュー ヨークで開かれた家具展覧会においてイギリスを代表するデザインとして選ばれて一躍有名になり、チーク材の家具を本格的に生産。G-planシリーズで有名なエベネゼル・グーム社と並び、イギリスミッドセンチュリーを代表する家具メーカーへと発展しました。とくに「クラシックレンジ」シリーズは、時代を超越したデザインで優れた快適性と職人技が見事に融合。クラシックと北欧スタイルの折衷的な独自のデザインスタイルを生み出し、ジャコビアンドアスタイリングと美しいチーク材の組み合わせの自然な輝きがロンドンの都市生活者を虜にしました。
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マッキントッシュ A.H.McINTOSH
スコットランドの老舗家具ブランド、A.H.マッキントッシュ社。50年代〜70年代、英国のスカンジナビアスタイルブームにはチーク材を用いたデンマークスタイルの家具シリーズを展開。G-PLANやNathan社と並び、北欧スタイルイギリスヴィンテージを代表するメーカーです。スタイリッシュなデザインと素材、造りの良さは現在のイギリスでも非常に高く評価されており、世界中にコレクターが存在しています。
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ジェンティーク Jentique
元玩具職人のGeoffrey Bowman Jenkinsと妻Edithによって1930年代に創業したイギリスの家具ブランド。1960年代にはデンマーク家具にインスピレーションを受けたチークのモダンファニチャーを製造、異色の経歴を持つ創始者による独特なデザインとその品質で世界中にファンが存在している。G-PLAN、McIntoshと並びミッドセンチュリーのイギリスを代表する家具メーカーのひとつ。
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ストーンヒル STONEHILL
英国ミッドセンチュリー期を代表するロンドンの家具メーカー。1960年代当時、英国の最先端メーカーの1つとして知られ、G-planと並び高い人気を得ました。デンマークデザインを発展させた独自のスタイルを作り出し、エレガントで汎用性の高い家具を製作。個性的な取っ手や美しい脚、立体感のあるデザインが特徴です。
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ヤンガー Younger Ltd
50年代〜70年代、英国のスカンジナビアスタイルブームを駆け抜けたブランド。デザインディレクターJohn Herbert(ジョン・ハーバート)によって高品質な品物を少量生産するスタイルで市場のトップエンドを目指しました。1960年代には家具メーカーギルドから3つの賞を受賞。質実共に英国ミッドセンチュリーを代表するトップブランドの地位を得ました。ヴィンテージ市場においてはG-PLANと比べ流通する数が少なく知名度は低いものの富裕層をターゲットに贅と技工を凝らした製品のクオリティは群を抜いています。
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ホワイト&ニュートン White&Newton
イギリスの港町ポーツマスで創業したWhite&Newton社。日本での知名度は低いですが、デザイン性と品質の確かさから世界的にデザイナーズ家具として高く評価されています。G-PLAN、McIntoshと並びミッドセンチュリーのイギリスを代表する家具メーカーのひとつ。
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エリオッツ・オブ・ニューべリー Elliotts Of Newbury
グライダーの製造で有名な英国の老舗家具メーカー。1870年、Samuel Elliott(サミュエル・エリオット)によって設立され、建具工場としてスタート。 第1次世界大戦中には弾薬箱を生産し、戦後に家具製造を開始します。 第2次世界大戦が始まると、家具製造を停止し航空機の部品を生産。終戦後、家具製造を再開しつつ、航空機の生産も継続し、航空機と家具を製造する稀有な会社として成長していきました。ミッドセンチュリー期の北欧モダンに影響を受けたシンプルな家具デザインでありつつも、個性的なデザインの家具を数多く産み出しました。日本での知名度は低いですが、高級感と品格を備えた家具は、G-PLANなどと並びヴィンテージ市場でも高い人気を得ています。
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ホームウォージー ギャランティード ファニチャー Homeworthy guaranteed furniture
1946年にロンドンで創業された英国の家具ブランドで、1960〜70年代にかけて北欧モダンの影響を受けたチーク材のヴィンテージ家具を数多く製造しました。シンプルで洗練されたデザインに加え、コンパクトながら収納力のあるサイドボードやチェストが特徴です。
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アバロン AVALON
イギリス・サマセット州のヤットンを拠点にしていた家具メーカー。avalon yatton furniture と、Wake & Dean Yatton Furniture の2つのブランド名で家具製作を行っていました。アバロン(アヴァロン)社の歴史は非常に古く、ルーツをたどると産業革命の時代にまで遡ります。教会の椅子や学校の机などを製造する家具工場の設立が始まりと言われています。1960年頃になると他の英国家具メーカーと同じように、当時流行していた北欧デザインの影響を受け、チーク材などを使ったモダンな家具を数多く生産。G-PLANを筆頭とした一流メーカーと共に英国ミッドセンチュリー期に輝きを放った、時代を代表する家具メーカーです。
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ビューティリティ Beautility
Beautility社はG-PLAN、McIntoshと並びイギリスのミッドセンチュリーを代表する、老舗の家具メーカー。1896年、サイモン・サドフスキーが"Sadovsky" Cabinet Makersを設立。その後、1929年に「Beautility Furniture」に改名しました。バラエティに富んだ個性的な取っ手や、すっきりとしたスタイリッシュな脚のデザインが特徴です。
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レンプロイ Remploy
1945年、エルネスト・ベビンによってイギリス・サウスウェールズにて設立。戦争で負傷した人や障碍者を雇用する、政府運営の福祉工場としてスタート。当初は家具やバイオリンを手がけ、1946年には事業拡大に伴い「Remploy」へと社名を変更。学校や教育施設向むけの家具を数多く製造し、高品質な製品が高く評価されました。60年代頃にかけてのプロダクトは当時世界的に流行していたデンマークスタイルをベースにシンプルで美しいラインを取り入れた、洗練されたデザインが特徴です。
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アルカナ Arkana
デンマーク系デザイナーMaurice Burkeにより、1960年代にスコットランドにて創設。チェアを中心にデザイナーズ家具を数多く残し、世界中にコレクターがいるインテリアメーカーです。
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ステイプルズ Staples ( Staples of Cricklewood )
1895年創業のイギリスのハンティンドンに拠点を置くインテリアメーカー。高品質のワイヤーマットレスと鉄製ベッドにより、1900年までに大手メーカーの一つとなりました。1926年にロンドンのCricklewood(クリックルウッド)に移転し、1964年にLadderaxの展開でより一層有名に。1985年Myers of Cambridgeにて買収されましたが、現在も多くのコレクターに愛されています。
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ポートウッド PORTWOOD furniture
イングランド・ストックポートのインテリアメーカー。G-PLAN、McINTOSH にも引けを取らない作りで、ミッドセンチュリーのデンマークデザインを中心に当時の富裕層向けに展開されていました。
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ユニフレックス Uniflex Furniture
1960年代に活躍したイギリスメーカー。日本での知名度は低いですが、デザイン性の高さと確かな品質から世界的にデザイナーズ家具として高く評価されています。G-PLAN、McIntoshと並びミッドセンチュリーのイギリスを代表する家具メーカーの一つです。
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W.G. エヴァンス&サンズ W.G.Evans&Sons
Peter Hayward は、1950〜1960年代にイギリスで活躍したインダストリアル、家具デザイナーです。陶器・家具の両分野で優れたデザインを残し、英国モダンデザインの一翼を担った人物と評価されています。
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ライトン・ファニチャー Wrighton furniture (F Wrighton & Sons Ltd)
ロンドンの高級家具メーカーだったWrighton。終戦後、キッチン、リビング、寝室用家具などハイグレードなインテリアを展開し数々のデザイン賞を受賞しました。1970年代に閉鎖。ヴィクトリアアンドアルバート博物館へ展示などをはじめ、コレクターやアンティークファンからの評価も高く現在でも高値で取引されています。
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メレデュー Meredew
ロンドン郊外のレッチワースを拠点とした英国家具メーカー。家具職人 Daniel Meredew(ダニエル・メレデュー)と、Hard & Austin(ハード・アンド・オースティン)によって、1914年に創業されました。しばらくは英国の伝統的な家具を製造していましたが、戦後のモダンデザインの到来に伴い、ドイツから亡命してきたデザイナー、Alphons Loebenstein(アルフォンス・ローベンスタイン)を選任デザイナーに採用。伝統的なラインを全て廃止し、モダンな家具製造へとシフトチェンジします。それ以降、北欧スタイルの家具を数多く製造しました。日本での知名度は低いですが、製品のクオリティやデザイン性はG-PLANやA.H.McIntoshなどと比べても遜色なく、英国ミッドセンチュリー期を代表する家具メーカーのひとつと言えます。
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イングランダー Englender
Samuel Englender(サミュエル・イングランダー)は1902年ワルシャワ近くヤロフ・パドロッカの村で生まれ、1920年初頭にロンドンへ移住。農場で働いていましたが叔父がロンドンの家具職人だった為彼と共に働くようになりました。1926年にMarks&Englenderとして会社を設立。しかしデザインした家具にラベルをつけていないため、イングランダーの家具の多くは特定が困難とされています。
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ハーバート・E・ギブス Herbert E. Gibbs
Herbert E Gibbs(ハーバート・E・ギブス)がロンドンで創業した家具メーカー。創業者のハーバート・E・ギブスは、家具作りの専門学校を卒業した後、講師として木工の技術を教えていました。1920年にHerbert E Gibbs社を設立し、家庭用や商業用の家具を生産。北欧スタイルでありながら、英国らしい品格を醸し出すデザインで人気を確立しました。高い完成度を誇り洗練された「渋さ」が魅力的なメーカーです。
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サトクリフ オブ トッドモーデン sutcliffe of todmorden
1887年創業の老舗家具メーカー、JAMES H SUTCLIFFE & SON Ltd社による家具ブランド。イギリス・トッドモーデンに本拠を置き、現在に至るまで質の高い家具を作り続けているブランドです。長い歴史と伝統に基づくサトクリフのクラフトマンシップは内外ともに高く評価され、多くのファンを獲得しています。
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グリーブス&トーマス Greaves&Thomas
1900年代初頭にロンドンで創業された高級家具ブランド。創業初期はラウンジ家具と室内装飾品を専門としたブランドとして名を馳せ、サイドボードやアームチェアなど最新の高級家具を生産していました。60年代半ばには他の多くの英国企業と同様に、有能なデザイナーを雇い入れ北欧スタイルのモダンな家具を製造。美しいデザインと品質が高い評価を得ました。G-PLANやA.H.McINTOSHとも比較されるブランドとして、現在も高い人気を誇っています。
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ウィリアムローレンス William Lawrence
ウィリアム・ローレンスによって、1899年にイギリス・ノッティンガムで設立された家具メーカー。英国の伝統的な家具を製造する高級家具メーカーとしてスタートし、戦後の北欧家具ブームをきっかけにモダンデザインへとシフトチェンジ。非常に高水準の品質で知られ、同時代に英国を代表したG-PLANやA.H.McIntoshなどと並び評された一流家具メーカーです。
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スタッグ Stag Furniture
イギリス・モダンファニチャーの代表格“Stag Furniture”。G-PLANやErcolにならぶ英国家具通では名のしれたブランドです。1914年設立、Southwick(サウスウィック)に本社を置く生粋のイギリス老舗家具で、現在もベッドルームからリビング、ダイニングまで、ホームファニチャーを幅広く扱っています。
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フレムロジェ Frem Rojle
ミッドセンチュリー期に、Hans Olsen(ハンス・オルセン)をデザイナーとして迎えたことで飛躍的に成功を収めたデンマークの家具メーカー。設立時期や設立者に関して明らかになっていないため謎多きブランドですが、ハイクオリティな製品群は今でも世界中のヴィンテージ市場でコレクター達を虜にしています。上質なチーク材やマホガニー材を使用しており、美しくも機能的、洗練されたデザインに熟練した技術が感じられ、デンマークのミッドセンチュリーモダンスタイルを体現しています。知る人ぞ知る、デンマークを代表する一流ブランドです。
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カールハンセン&サン Carl Hansen&Son
カール・ハンセン&サン社は家具職人カール・ハンセン(Carl Hansen)の工房として、1908年にデンマーク、オーデンセに開業。カール・ハンセンの息子ホルガー・ハンセン(Holger Hansen)は優れたデンマークの若い家具デザイナーを次々と発掘し、1949年、ホルガー・ハンセンはハンスJ.ウェグナーとの仕事を開始。2002年、オーデンセ市内にあった工場を、郊外のオーロップに建築した最新設備をもつ大工場へと移転。カール・ハンセン&サン社はハンスJ.ウェグナー の家具を生産する一方、クリスチーナ・ストランド&ニルス・バス(Christina Strand & Niels Hvass)、そして著名なデンマークの家具デザイナーのヨルゲン・カストホルムの息子、ボー・カストホルム(Bo Kastholm)の家具も生産しています。
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パストー Pastoe
1913年オランダ・ユトレヒトにて設立。1945年にケース・ブラークマンがチーフデザイナーとなり、高度な職人技術を活かしながら諸外国の革新的な技術を取入れ、先駆的な製品を展開した家具ブランドです。
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アルテック artek
フィンランドの偉大な建築家、アルヴァ・アアルトが自作の家具を国内外に販売するために、1935年に、妻のAino Aalto(アイノ・アアルト)らと共に設立した会社です。アアルトの死去後も彼の意思を継いだメンバーにより新作を送り出しています。ひとつひとつ正確で芸術的なアルテック技術の功績は、国内外で高く評価され、創業から70年以上経った今日においても世界中で多くの愛用者を獲得し続けています。
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ゲタマ GETAMA
デンマークの海に近い街・ギズステズにて1899年に設立。 当時はマットレス専門メーカーで、詰め物に海藻を使っていたことから、それぞれの頭文字を取って「GETAMA」と名付けられました。現在は、マットレスからソファやテーブルへ、 また詰め物も海藻からスプリング、ウレタンフォームへと拡大し、北欧を代表する家具メーカになりました。 その転機になったのは、北欧デザイン界に多大な影響を与えたデザイナー、ハンス・J・ウェグナーとの共同開発です。彼の高い要求に革新的な技術開発で応え続け、1950年代初頭から数々の名作を世に生み出し続ました。デイベッド「GE258」「GE259」や、ソファシリーズ「GE290」は、ウェグナーの代表作にして世界のベストセラーです。北欧家具の代表的プロダクトとして紹介されることも多く、ウェグナー作品は、今日でも同ブランドの重要なメインアイテムとなっています。
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デセデ de Sede
世界屈指の高級レザーファニチャーブランド。de Sede社の歴史は、スイス・グリンナウの小さな工房から始まります。元々は馬用の鞍などを作る馬具製造の工房でしたが、皮革のクオリティと職人の確かな技術がスイス国内で高く評価され、大きく成長していきます。1965年には「株式会社de Sede」を設立。馬具製造で培った技術と高品質なレザーを家具製造にも活かし、革製家具のブランドとして急速に発展、最高品質の美しい革張りソファを作り上げます。de Sedeの皮革は、寒冷な地方で自然放牧された雄牛の肌理の細かいものだけを選び、余計な加工はせずに革本来の模様やしわを生かした風合いと、しなやかな触感が特徴です。革の選定から裁断、縫製、張りぐるみに至るまで、全ての工程を経験豊富な職人の手により精魂込めて仕上げています。巨匠デザイナーや新進気鋭のデザイナーとのコラボレートに積極的な姿勢もまた、de Sede社の魅力の一つ。ウリ・ベルガー、マティアス・ホフマン等、代表デザイナーたちによる洗練されたデザインは、今もなお人気があります。de Sedeの代名詞とも言える「スネークソファ(1972年発表)」は、その名の通りヘビのように長く、うねった曲線フォルムが滑らかで美しいシルエットを実現しています。アコーディオン式の連結により、長さや型状を自在に変えることができ、空間に合わせた独創的なレイアウトが可能となっています。唯一無二とも言えるそのデザインは、圧倒的な評価を得て世界的な名声を獲得しました。ヨーロッパ、アメリカ、中東、中国やブラジルなど、世界40カ国以上で愛用され、世界中のセレブリティを虜にし続けるde Sedeのソファ。妥協も他社の追随も許さない、世界をリードする最高峰のレザーファニチャーブランドです。
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ワンコレクション Onecollection
北欧デザイン界の巨匠・フィン・ユールの作品ほぼ全てのライセンスを保有し、また、今後の新たな復刻を許された世界で唯一のブランド。前身は、1990年創業のデンマークの家具メーカー・ハンセン&ソーレンセン。「Onecollection」は、フィン・ユール作品の復刻品に用いるブランド名だったが、2007年に改名し社名およびメインブランド名としている。フィン・ユール作品の復刻は1998年より手掛け、次々と名作の復刻品を発表。極めて美麗な曲線フォルムを持つフィン・ユールの作品は、そのデザインゆえに量産が難しいとされるが、独自の技術とアイディアで高い品質を実現しています。
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ノール Knoll
「Knollの歴史は、そのままアメリカの近代デザイン運動の歴史でもある」と称されるほど、数々の功績を残してきた名門家具ブランド。1938年、ヨーロッパで高い人気を誇るドイツ家具ブランド「WALTER KNOLL(ウォルターノル)」の創業者、ウォルター・C・ノルの息子であるハンス・ノルが、ニューヨークにて設立しました。ハンスは13歳のとき、芸術学校バウハウスの展覧会で目にした革新的な家具デザインに強い感銘を受けます。そして24歳で、「工業生産が可能で、かつ優れた品質を持つ手頃な家具を世に広めたい」という志のもと、当時の芸術運動やバウハウスの理念を体現するブランドを立ち上げ、第一歩を踏み出しました。その後、ミース・ファン・デル・ローエやエーロ・サーリネンといった世界的デザイナーとのコラボレーションにより画期的なコレクションを次々と発表。さらに、ハリー・ベルトイア、ジャン・リソム、イサム・ノグチといった芸術家たちとの共同開発を通じて、数々のモダンデザインの名作を生み出しました。他社では再現が難しかった『バルセロナチェア』も、ミースの構想をKnollの高い技術力と研究開発により具現化し、現在ではMoMA(ニューヨーク近代美術館)の永久コレクションに選定されています。また、アメリカ国内にとどまらず、北欧の巨匠ポール・ケアホルムらにも影響を与えるなど、Knollのデザインは世界の家具史に大きな足跡を残しました。現在は、歴史的名作を取り扱う「Knoll Studio」、ボロックチェアをはじめとする快適かつ革新的なオフィス家具を展開する「Knoll Office」、カーテンや椅子張り地などを製造するテキスタイル部門「Knoll Textiles」など、多岐にわたる分野でインテリア事業を展開しています。
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ジェイエルモラー J.L. Moller
1944年、家具職人でありデザイナーのニールス・O・ムラーによって作られた、デンマーク、および北欧を代表する家具ブランド。ダイニングチェアのブランドとして名高く、豊富なラインナップのほとんどが滑らかで繊細なカーブラインを持つ。多くの製品に見られる先端に向かって細くなる脚が、美しく印象的だ。その芸術的フォルムは、厳正な素材選びと高い製造技術によって実現されるが、世界中に送り出す生産体制となった今でも最後の仕上げは職人が必ず手で行うという。北欧テイストが人気を博して久しいが、”本物の北欧の椅子”に触れるなら、外せないブランドと言えるだろう。
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ハーマンミラー Herman Miller
アメリカが世界に誇る、最高峰のアメリカン・モダンファニチャーブランド。その歴史は1923年、ミシガン・スター・ファニチャー・カンパニーの社長だったD.J.デプリーが、養父であるハーマン・ミラーに会社の株式購入を勧めたことから始まりました。創業当初は伝統的なスタイルの家庭用家具を製造していましたが、1930年にニューヨークのデザイナー、ギルバート・ローディと出会ったことをきっかけに、アメリカ人のライフスタイルやニーズに応える製品づくりへと方向転換。モダニズムの道を歩み始めます。1945年にはジョージ・ネルソンをデザインディレクターに迎え、翌1946年にはチャールズ&レイ・イームズがデザインコンサルタントとして参加。この伝説的なデザイナーたちとともに、後にインダストリアルデザインの象徴となる数々の製品を生み出していきました。その後もアレキサンダー・ジラード、イサム・ノグチといったミッドセンチュリーデザインを代表する才能たちと積極的にコラボレーションし、時代を超えて愛される名作を次々に発表します。「問題を解決するためのデザイン」という理念のもと、革新的な技術と前衛的なチャレンジ精神、そして卓越した先見性で、ハーマンミラーは常に世界をリードし続けてきました。さらに、環境保護や地域貢献といった社会的活動にも積極的に取り組み、その影響力は今なお世界中で高まり続けています。
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ルイスポールセン louis poulsen
ルイスポールセンは、デンマークで設立された世界的な照明ブランドです。そのルーツは1892年に創業された、工具や電気用品を扱う販売会社にさかのぼります。1906年、創業者の死去に伴い、その甥であるルイス・ポールセンが事業を引き継ぎ、1911年には現在の社名「ルイスポールセン」へと改称されました。転機となったのは、1925年のパリ万国博覧会。ポール・ヘニングセンとの共同開発によって生まれた「パリ・ランプ」が高く評価され、これをきっかけに照明器具の製造・販売を本格的に開始します。以降、ポール・ヘニングセンをはじめ、アーネ・ヤコブセン、ヴァーナー・パントン、オイヴィン・スロット、アルフレッド・ホーマンなど、デンマークを代表する名デザイナーたちと協業し、数々の傑作照明を世に送り出しました。中でも、1958年にポール・ヘニングセンが発表した「PHシリーズ」は、世界で50万台以上を販売し、現在では100種を超えるラインナップを誇るルイスポールセンの代表作です。同ブランドのデザインコンセプトは、「良質な光を生み出す機能性」と「空間に調和する美しさ」の両立。グレア(まぶしさ)を抑え、光の反射や拡散を精密にコントロールすることで、建築やランドスケープの魅力を最大限に引き出す照明デザインを追求しています。その思想と技術力により、ルイスポールセンは「近代照明のルーツ」とも称され、世界的な照明ブランドとして確固たる地位を築いています。
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フリッツ・ハンセン Fritz Hansen
北欧モダンデザインを象徴するデンマークの家具ブランド、フリッツ・ハンセン。1872年、25歳の家具職人フリッツ・ハンセンがコペンハーゲンで家具部材のメーカーを創業したことから、その歴史は始まります。1885年にオリジナル家具の製造会社を設立し、1887年には市内中心部に製作所を開設。高い技術力により、高品質な家具メーカーとしての評価を確立していきました。1899年には息子のクリスチャン・E・ハンセンが事業を継承し、クリスチャンボー城や国会議事堂、市庁舎など、国家的なプロジェクトを多数手がけるようになります。1920年代には新素材や生産技術の導入を進め、1930年代にはスチームによるブナ材の曲げ木技術を確立。曲げ木家具の分野で世界をリードする存在となりました。アルネ・ヤコブセン、ポール・ケアホルム、ハンス・J・ウェグナー、ヴィコ・マジストレッティらとの協業により、多くの歴史的名作を発表。中でも、1952年発表の「アリンコチェア」、1958年の「エッグチェア」「スワンチェア」は北欧家具の価値を世界に広めた代表作です。緻密な製造技術と革新性を併せ持ち、現代の工業化された家具製造のパイオニアとも言える存在。家具史において欠かせないブランドとして、今もなお世界中で愛され続けています。
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ウッド ブロス WOOD BROS
英国を代表する伝統的なオーク材を使用した家具メーカーとして1924年に設立。創設者ハーバート・ウッズは“時代と流行に左右されず、使い込むうちにアンティーク家具となるような家具を”と考えました。中でもOld Charm(オールドチャーム)コレクションが有名で、チューダー朝エリザベス期の設計図から見て取れる手彫り彫刻は、現在も古来の技術を維持し製作されています。
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ジェイシーファニチャー Jaycee Furniture
16世紀から17世紀にデザインされた、チューダー様式からアーリージャコビアンまでの様式家具を忠実に再現している、アンティークファンからの評価も高い英国の老舗家具メーカー。
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ドレクセル・ヘリテイジ DREXEL HERITAGE
トラディショナル家具の代名詞として知られる、アメリカを代表するクラシックファニチャーブランド。1903年、ノースカロライナ州でDrexel Furniture Co.として創業し、周辺の家具メーカーを統合しながら発展。1956年には、当時全米屈指の椅子メーカーだったHERITAGE社を吸収し、「DREXEL HERITAGE」が誕生しました。ヨーロッパの伝統とアメリカならではの自由な発想を融合し、格式あるスタイルと新しさを兼ね備えた家具を展開。高いクラフトマンシップに支えられた堅牢なつくり、美しい塗装、そして使い込むほどに深まる味わいが特徴です。日本での生産は1968年に始まり、大阪・寝屋川工場にてアメリカ仕様を忠実に再現。翌年には150種類の国産化を実現し、アメリカ本国と同等かそれ以上のクオリティは専門家からも高く評価されました。日本の職人の精緻な技術と丁寧な仕上げが、ドレクセルの魅力をさらに高めています。「Drexel(高級品)」「Heritage(超高級品)」という名にふさわしく、格調高く完成度の高い家具は、親から子へ、子から孫へと受け継がれ、時を経てもその価値と美しさを増していきます。「流行に左右されない定番家具」として、今なお世界中で愛され続けています。
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リーンロゼ Ligne Roset
リーンロゼは、世界の一流ブランドの中でも特に長い歴史を持つ、フランスの老舗家具ブランドです。1860年、アントニー・ロゼがリヨン郊外のブリオードで傘やステッキを製作する木工所を創業したことに始まります。1946年に法人化し、戦後は病院や学校向けに椅子を中心とした家具の供給を開始。その革新的なデザインが国内市場で徐々に支持を集めました。1950年代には装飾をそぎ落としたシンプルモダンな家具を発表し、1965年には本格的にコンテンポラリー家具の製造を開始。著名なデザイナーとのコラボレーションも積極的に展開し、フランス家具市場で高く評価されるようになります。1960年代のヨーロッパ家具業界では、発泡ポリウレタンや積層プラスチックなどの新素材が登場。リーンロゼは1968年、オールウレタン構造のソファ開発に成功し、1973年にはミッシェル・デュカロワによる「TOGO」がパリ国際家具見本市でデビュー。世界の家具デザイン界に大きなインパクトを与え、ブランドの名を一躍世界へと広めました。その後、ヨーロッパを代表する国際ブランドへと成長し、現在では世界64か国・1500店舗を展開。1500名以上の社員を擁するグローバル企業となっています。フランスの伝統的な職人技と、約100名に及ぶ実力派デザイナーとのコラボレーションによって生み出される、ハイクオリティで洗練されたプロダクトがリーンロゼの魅力です。ソファやチェア、キャビネット家具はもちろん、照明、ミラー、アクセサリー、カーテン、テーブルウェアに至るまで、コンテンポラリーなライフスタイルをトータルに提案し、世界中に優れた製品を届け続けています。
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カッシーナ cassina
イタリアを代表する高級家具メーカー。圧倒的な人気と知名度、そしてブランド力を誇る、家具業界のトップブランドです。その起源は1760年、教会用の木製チェアを製作していた小さな工房にさかのぼります。優れた完成度と確かな技術力が長年にわたって評価され、1927年、ウンベルトとチェーザレのカッシーナ兄弟によってミラノで現在の「Cassina」が正式に創立されました。1950年代には、外部デザイナーを起用して工業化を推進。戦後の大量生産時代をいち早く見据えたモダンな家具づくりで注目を集めます。1957年には「イタリア建築・デザイン界の父」ジオ・ポンティと協働し、世界で最も軽い椅子とも言われる「スーパーレジェーラ(1.7kg)」を発表。これを機に、カッシーナの名は世界へ広まりました。現在は2つの主要コレクションを展開。現代の建築家やデザイナーと協業した「コンテンポラリーコレクション」は、モダンアートの感性を家具に反映した革新的なシリーズ。一方「イ・マエストリ コレクション」では、近代の巨匠たちによる歴史的名作を復刻し、時代を超えて価値あるデザインを未来へ伝えています。
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ポラダ porada
「世界で最も美しい木製家具」とも称されるイタリアの高級家具ブランド、ポラダ(Porada)。そのルーツは1948年、家具職人ルイージ・アリーヴィがイタリア北部ブリアンツァ地方に開いた、木工家具の下請け工房にあります。やがて4人の息子たちの手により、1968年にポラダ社として設立。オリジナルデザインの家具メーカーへと進化し、瞬く間に世界的ブランドとしての地位を確立しました。ポラダの特徴は、木の質感を最大限に生かした、滑らかで有機的な曲線美。その家具の多くは、「自然界にも人体にも直線は存在しない」という思想のもとにデザインされ、見る人に深い印象を残します。奇をてらわず、クラシックとモダンを融合させた端正なフォルムは、誰が見ても「ポラダの家具」と分かる個性を放っています。この造形美を実現するのは、木材を知り尽くした職人の技と、経営・製造・物流の現場に立つ創業者の4兄弟。そして志を共有するデザイナーたちとの緊密なコラボレーション。家族経営ならではの一体感の中で、アートのような家具が生まれ続けています。中でも代表作とされる「GARBO ARMCHAIR(ガルボ アームチェア)」は、1930年代ハリウッドの女優グレタ・ガルボの巻き髪をイメージした、優美な曲線が特徴の名作チェアです。また、ポラダは世界最大のデザインイベント「ミラノ・サローネ」に1964年から連続出展。2014年には50周年を迎え、運営協会から記念ポスターが贈られるなど、その歴史と影響力は業界内外で高く評価されています。
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フロス FLOS
1962年、イタリア北部・アルプス山脈にほど近いメラノの街で設立されたモダン照明ブランド。世界的デザイナーたちによる洗練されたデザインと、素材への深いこだわりで、革新的なモダン照明を数多く生み出してきました。創業者は、イタリアデザイン界の重鎮ディノ・ガヴィーナとチェーザレ・カッシーナ。「これまでにない、新しい照明」をコンセプトに掲げ、アッキーレ&ピエル・ジャコモ・カスティリオーニ、トビア・スカルパといった名だたるデザイナーたちとともに、今なお業界をリードし続けています。FLOSの照明は、先進的な素材と高度な技術によって生み出され、そのデザイン性と品質の高さで世界中から高い評価を獲得。現在では、世界各国に直営店や系列会社を展開し、一般住宅からオフィス、ホテルまで、幅広い空間に美しい光を届けています。
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カルテル Kartell
1949年にジュリオ・カステリによって設立されたイタリアのデザインブランド。日用品の開発で培ったプラスチック成型技術を家具に応用するという革新的な発想のもと、設立当初から「技術とデザインの融合」を追求してきました。マリオ・ベリーニ、フィリップ・スタルク、ヴィコ・マジストレッティ、吉岡徳仁といった世界的デザイナーたちとのコラボレーションにより、常に独創性あふれる製品を発表し、数々のコンパッソ・ドーロ賞を受賞。プラスチック素材に新たな価値を与える優れたデザインで、国際的な評価を確立しています。家庭やオフィスでのOA化が進む中、カルテルは透明感や軽やかさを活かしたパソコンデスクやチェアなど、現代のニーズに応える製品を展開。手に届きやすい価格帯も魅力のひとつで、時代の先を行くデザインブランドとして地位を築いてきました。現在では、世界各地にKartell Shopを展開し、幅広いユーザーにそのデザインと品質の高さを届け続けています。
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デドン DEDON
ドイツのプロサッカーチーム“バイエルン・ミュンヘン”で有望な若手ゴールキーパーとして活躍していたBobby Dekeyser(ボビー・デカイザー)により1990年に設立。フィリピン製のラタン家具と出会い、一族でプラスティック製造を行っていたデカイザー(Dekeyser)家が独自に開発したオリジナルの新素材「デドンファイバー」を用いてアウトドアファニチャーブランドとして確立。デドンファイバーとは、しなやかで加工しやすく耐久性に優れており、有毒物質を一切含まず100%リサイクルが可能な環境配慮型の素材です。厳しい自然環境であるスキー場やビーチ、サファリといったリゾートで高い評価を受けていいる、世界的に有名なアウトドアファニチャーです。
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アルフレックス arflex
「マレンコ」「エー・ソファ」「NT」など、各時代を彩る名作・傑作と評される製品を数多く世に送り出した、日本が誇るモダンファニチャーのトップブランド。そのルーツは1951年、ファニチャーデザイン先進国イタリアで誕生したアルフレックス社にあります。日本との出会いは1967年、アルフレックス・ジャパン創設者の保科正氏が本国を訪れたことがきっかけでした。1969年に日本での販売権とオリジナル製造権を得て帰国し、アルフレックス・ジャパンを設立。日本の気候や住環境に合ったモダンでシンプルな家具づくりをスタートさせます。現在では、ソファ製品の90%以上を日本国内の自社工場で一貫生産。短納期・高品質・充実のメンテナンス体制を実現するとともに、国内外の気鋭デザイナーとともに新たな製品開発にも力を注いでいます。“イタリア生まれ、日本育ち”というユニークな背景を持ち、上質な日常を提案し続けるアルフレックスは、日本におけるモダンファニチャーの先駆け的存在として、今なお多くのファンを魅了し続けています。
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ユー・エス・エム ハラー USM Haller
USM(ユーエスエム)は1885年、スイスのミュンジンゲンにて金物・錠前業として創業しました。 実に100年以上もの歴史を誇る、スイスの老舗メーカーです。第二次世界大戦後には金属加工と金属薄板加工を開始。さらに1963年にはフリッツ・ハラー教授との共同開発によって“USMモジュラーファニチャーハラーシステム”が生まれました。略名で“ハラーシステム”とも呼ばれるこの画期的なモジュラーシステムファニチャーは、スイスの建築家フリッツ・ハラー教授の考案したビルディングシステムを元に開発された新時代の家具。シンプルかつ洗練されたデザインは、いつの時代にも支持される普遍的な美しさを兼ね備えます。そのシャープな雰囲気は抜群の機能性とあいまって、製品化から今日に至るまで世界から高く評価されています。
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モローゾ MOROSO
1952年に創立。数々の著名デザイナーとコラボレーションしているイタリアのインテリアトップブランドです。 アッキーレ・カスティリオーニ、ロン・アラッド、喜多俊之、カルロ・コロンボ、パトリシア・ウルキオラ、マーク・ニューソンなどの世界を代表するデザイナーと組み、常に革新的な技術を取り入れながらも手作りの重要性を尊重したハイクオリティーなイタリアデザインを生み出しています。
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ラパルマ lapalma
イタリアのモダンファニチャーブランド。 アルミニウムや成型合板といった素材を巧みに使い、気鋭のデザイナーとともに作り出すモダンデザインな家具を得意とする。製品は、ロンドンのインテリアデザイン賞、日本のグッドデザイン賞をはじめ、多数のデザインアワードを獲得。家具の製品テストを行うイタリアの研究機関にも属し、独自の厳しい品質管理のもと自社工場で一貫生産。品質面でも高い評価を誇る。
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ヤマギワ Yamagiwa
1923年、山際電気商会として創業。戦前から秋葉原に店を構えていた老舗で、かつては秋葉原の東京本店を中心に、全国に照明器具を主力とした家電量販店を展開。しかし、バブル崩壊後は、家電部門を石丸電気に、音楽ソフト部門のヤマギワソフトをソフマップに譲渡し、以来、デザイン性に優れた高級照明・家具の販売に特化。FLOSやドリアデ等海外トップクラスブランドを取り扱っている。
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メートランドスミス MAITLAND SMITH
1979年にポールメートランドスミスによってイギリスで設立された総合インテリアブランド。17世紀〜18世紀の英国貴族たちが愛した様式美に現代的なエッセンスを加え、ハンドメイドで高品質な家具、照明、装飾調度品のリプロダクションアンティークを製造しています。金属細工や磁器加工、木彫や絵付けなど世界最高クラスのクオリティーを持った製品群ですが、そのデザインは生真面目なクラシックリバイバルというより中世貴族たちの遊び心を具現化したかのような独創的な世界観を持っており、新旧様々なハイクラスインテリアシーンの個性的なエッセンスとなりうるアクセントファニチャーと言う新分野を確立しました。卓越した職人技によるワールドクラスの品質と革新的なデザインで高い評価を得ています。家具だけではなく、ライティング、デコール、オブジェなどインテリア全般のカテゴリーにおいて、常時8500アイテムを生産し、年間2600アイテムにも上る数の新製品を世に送り出しています。伝統と斬新、クラシックとモダンを融合し、現代感覚を取り入れたメートランドスミスは現代のインテリアシーンをリードするパイオニアと言えるでしょう。
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メデア Medea
メデアはアール・ヌーボー様式(リバティ様式)の伝統を受け継ぐ、1905年創業のイタリアの高級家具ブランド。19世紀末から20世紀初頭にかけて、ヨーロッパを席巻したアール・ヌーボー様式。産業革命以降、機械的になった実用品に芸術性を取り戻そうと、手作業による曲線を大切にしたこの様式は、植物などの自然を多くモチーフにした装飾が特徴的です。そんなアール・ヌーボーの家具を今に伝えるメデア社は、家具職人が集まるイタリアのブリアンツァ地方の家具職人であった先々代が1905年にひとつの小さな工房を開いたことにより生まれました。アール・ヌーボー様式をこよなく愛し、精緻な家具をつくり続けた彼の精神は、彼の孫で現在の社長アウグスト・タリアブーエ氏と職人たちに受け継がれています。彫刻や籐編み、象嵌など、すべて専門職として技を磨き後世に受け継いできた職人たち。積年の技と自身の仕事への誇り、作品に対しての深い愛情がそれぞれの家具に優雅な表情を与えます。熟年職人による手作業でつくり上げるため、たとえ同じデザインの作品であっても、つくりが微妙に異なっています。それぞれの作品は世界に一つしか存在しないため、家具としての希少価値、芸術性は他には見ることが出来ません。アール・ヌーボーを再現するというのは非常に難しく、その技を習得するには長期にわたり、過酷な訓練が必要になります。ブリアンツァには3000軒以上の工房がありますが、アール・ヌーボーの装飾が行える職人というのはわずか数軒しかなく、年々さらにその希少性が高まっています。
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松本民芸家具
長野県松本市を拠点に、戦後の民藝運動の流れを汲んで誕生した家具ブランド。柳宗悦の思想に共鳴した創業者・池田三四郎が中心となり、1950年代に「用の美」を体現する家具作りを本格化させました。西洋のウィンザーチェアなどを基にしながらも、日本の伝統技術と美意識を融合。釘を使わずに組み上げる「ほぞ組み」や、耐久性に優れたミズメザクラ材を用いた手仕事が特徴です。柳宗悦やバーナード・リーチなど、多くの民芸運動の先達が幾度となく松本を訪れたり、書簡を交わすなどして技術的な指導や意匠指導などを行い、また精神的な支えにもなって今日の松本民芸家具の基礎が築かれます。 松本の伝統的な木工技術と日本の美意識を元に、独自のスタイルの洋家具が製作されていきました。 昭和30年代より全国主要都市にて松本民芸家具展を開催。加工精度の高さや秀逸なデザインからその名が大きく世間に広まりました 。その後、米国ロックフェラー三世から注文を受けニューヨークのロックフェラーセンターに納品。副大統領に就任したロックフェラー氏より再度注文を受けたことからも、その品質と西欧人にも通用するデザイン性が高く評価されていることがわかります。昭和51年、通産産業大臣より伝統工芸品『松本家具』の指定を受け、現在も民芸家具の分野を広める為、試作と研究を行っています。 北海道民芸家具や九州民芸家具の本家として現在でも最も高い評価と最高の品質、熟練した技術を誇っている松本民芸家具。日本を代表する家具ブランドのひとつとして、今も発展を続けています。
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天童木工 TENDO
1940年に天童木工家具建具工業組合として創立。1942年に有限会社天童木工製作所、1948年に株式会社への変更を経て天童木工になりました。もともとは弾薬箱やGI型飛行機の木製おとり機等といった軍需品を製作していましたが、終戦を機に戸棚や飯台、流し台といった家具作りを開始。プライウッドの成型技術を日本で最初に確立し、業界でもトップクラスの加工技術として高く評価されています。創立以来「良いものをより永く」の基本理念の元、「暮らしに彩を添え、豊かな時を奏でる家具作り」が目指されています。
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サイトーウッド SAITOWOOD
サイトーウッドは1950年、齊藤勇が静岡県榛原群川根町にて「齊藤木工所」を設立し、注文家具、建具、野球バット等の製造を開始。1957年、 成型合板の技術を応用し、ダストボックス、アイスペール、トレー等のインテリア用品の製造を開始。1966年「株式会社サイトーウッド」を設立し ています。ミッドセンチュリーモダンやモダニカといった、有名なインテリアショップとのコラボレーションワークを展開しております。
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カリモク karimoku
カリモク家具は主に家庭向けの家具製造から卸、小売まで手がける、家具・インテリア企業であり、国内家具業界の最大手メーカーです。1940年、初代社長の加藤正平氏が江戸時代から続く家業の木材屋を継ぎ、愛知県刈谷市にカリモクのルーツとなる木工所を創業します。当初はミシンのテーブル部分やピアノの鍵盤、テレビの木枠部分などの木製品の製造を行っていました。その後、アメリカの輸出家具用に木肘の生産を開始し、家具製造の技術を習得。1964年に「カリモク家具販売株式会社」を設立しました。この時生まれたのが名作チェアとして名高い、Kチェアです。カリモクの家具は、美しく見せる塗装や縫製仕上げといった外観だけでなく、内部構造や組み付けなどの見えない部分にもこだわりを持ち、「自然の暖かさと優しさ、素材の生命力を生かす」というコンセプトで設計・製作されています。さらに”座り心地研究”という人間工学に基づいた快適さを研究し、製品開発する部門があり、生体工学や最新のエレクトロニクス技術を導入して、素材、使いやすさ、耐久性などの向上に努めています。木材は全て森林、加工、製造まで徹底的に管理されて、確かな品質を追求しています。近年では海外への出展にも意欲的で、国内外を問わず活躍を続けています。
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ホーンジー Hornsea Pottery
ホーンジー(The Hornsea Pottery Company Limited)の設立は1949年。コリン&デスモンドのローソン兄弟と、フィリップ・クラピソンの出資によりイギリス・イーストヨークシャーにて誕生しました。洗練されたデザインながら、普段使い出来る丈夫な品質のため、ホテルのビュッフェやカフェ、一般家庭と幅広いシチュエーションで親しまれてきました。2000年に撤退したホーンジー社ですが今でもその人気は高く、当時の商品は希少でコレクティブル商品として高値で取り引きされています。
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デンビー DENBY
1809年創業。独特の陶肌と釉薬の美しさから日常使いの食器として、イギリスで200年以上愛されている老舗陶器メーカーです。
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ウェッジウッド WEDGWOOD
ウェッジウッドはイギリスの陶磁器ブランド。ジョサイア・ウェッジウッドによって1759年に設立されロイヤルドルトン社と並ぶ世界最大級の陶磁器ブランドの一つです。
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アラビア ARABIA
1873年にフィンランドのヘルシンキ郊外にある 『ロールストランド』の1つのブランドとして設立。 その後、パリ万国博覧会にて製品が出展し金賞を受賞。 アラビアの装飾技術が世界的に高い評価を受けるようになる。 1914年ロールストランドからの独立後、 フィンランドを代表する陶磁器メーカーとして地位を確立し始める。 アラビア社の高いデザイン性と機能性はデザイン界の巨匠カイフランクを迎えることにより開花。 その後も有名アーティストやデザイナーを排出しており、今も尚、世界から愛される陶器ブランドとして君臨しています。
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ポートメリオン PORTMEIRION
カジュアルテーブルウェアを代表する英国の食器メーカー。1953年イギリス・北ウェールズ・ポートメリオンの工房にて、ポートメリオンのデザインを手掛けるSusan Williams Ellis(スーザン・ウィリアムズ・エリス)と夫ユーアンが工房を始めたのがきっかけです。1960年に焼き物のメッカ、ストークオントレントに移転してポートメリオン社を設立。魅力溢れるラインナップにて世界約50ヶ国に輸出されています。
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ファット ラヴァ Fat lava
1950年‐1970年代にかけ、主に西ドイツで製造された陶器。[ Fat lava=肥えた溶岩 ]というインパクトのある名前のように、奇抜な色、奇妙な形、溶岩石のようなテクスチャなど、斬新なスタイルが特徴。現在ではヨーロッパをはじめ、世界各地で人気を集めるコレクターズアイテムとして知られています。
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スージー・クーパー Susie Cooper (1902-1995)
イギリスの陶器産業の里とも言われるストーク・オン・トレントに生まれた彼女は60年以上にわたって第一線で陶器デザインを続け、英国では20世紀を代表するデザイナーと言われています。
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ロールストランド Rorstrand
1726年にスウェーデン王室御用達の釜として創業した、ヨーロッパで2番目に古い歴史を持つスウェーデンの陶器メーカー。装飾性に富んだ高品質な製品で高い評価を得るようになり、19世紀には芸術性あぶれる製品を次々に発表し国際的な賞をいくつも受賞しました。ロールストランドは毎年ノーベル賞晩餐会において使用されていることで世界的に知られています。現在は同じくフィンランドのイッタラ社の傘下となりましたが、その後もロールストランドブランドを存続し格式高い製品を生み出し続けています。
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ステルトン STELTON
ステルトンはステンレス製品の製造メーカーとして、1960年にデンマークで創設されました。1967年にアルネ・ヤコブセンがデザインした「シリンダライン」、1977年にエリック・マグヌッセンがデザインした「バキュームジャグ」は、世界中の美術館でコレクションされ時代を超えたロングセラーとなっています。創業以来、画期的で高品質な商品をリリースし続ける世界的トップブランドです。
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J&G ミーキン J&G MEAKIN
1851年James Meakinが設立した英国の陶磁器メーカー。英国内はもちろん、オーストラリアやニュージーランド、カナダやアメリカなど、海外輸出するために作られたIronstone china(アイアンストーン=硬質磁器)が特徴です。1970年にウェッジウッドに引き継がれ、2000年にJ&G Meakinブランドの製造は終了。2005年には工場も解体され、手にできるのはアンティークのみになっております。